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ギリシャで、地方を旅行していると、家畜動物によく出会うような気がするものの、普段生活している東京都心でこういった動物に出会うことなんてないから、ギリシャの主要産業のひとつに畜産業が挙げられるとしても、家畜の頭数は、日本とギリシャではそんなに違わないのかもしれない。そう思いつつ、ちょっと調べてみようと、国際連合食糧農業機関が運営するFOASTATというサイトを訪ねてみた。このサイトは世界各国の農業事情に関連する統計データを無償で提供しているサイトだ。この記事を挙げたときの最新のデータは2007年。ギリシャと日本の頭数は、以下のような状況だった。

ロバ 水牛 ウシ ヤギ ウマ ラバ ブタ ヒツジ
ギリシャ 50,000 1,392 628,904 5,401,545 27,000 25,000 902,305 8,830,203
日本 - - 4,398,000 32,000 25,000 - 9,759,000 10,000

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ヒツジやヤギは、日本より多い。肉と言えば、日本では牛肉、豚肉、ギリシャでは羊肉というところも、この数字が裏付けてくれる。ロバについては、日本は数値がないが、島や田舎に行けば、ロバ(ときにはラバ)に乗ったおじいさんやおばあさんを見かけるし、島には、ロバが観光タクシーになっているところもある。サントリーニには、崖下のオールドポートから崖の上にあるフィラの町の階段をヨチヨチ歩きながら送ってくれるロバタクシーはその例だろう。ここに挙げられた動物のうち、ウシ、ヒツジ、ヤギあたりは、レンタカーでギリシャを巡っていると、日本ではなかなか経験できない体験をさせてくれる。それが「家畜渋滞」。地方の道は前をトラクターやトラックが走っていなければ、かなり快適に運転できる。その進行を阻むのが、放牧された動物たちだ。2006年のクレタのザクロスからパレオカストロに向かって車を走らせていたときには、これから放牧におでかけと思われるヒツジの群れが道いっぱいに広がり、車を止めて、ヤギが行き過ぎるのをただ待つしかなかった。2007年カランバカからイオアニアにぬけるE92を走っていたときには、道の真ん中に居座って、動こうとしないウシの群れに渋滞ができ、群れのなかの一頭のウシは、横にいた車に戦いを挑む姿勢をとっていた。
動物の群れとの遭遇。ギリシャの田舎ならではの経験。目的地への歩みは少し遅れるけど、別に急ぐ旅路じゃないから。とはいっても、田舎の道では動物の飛び出しに注意。野生動物や家畜動物への注意を促す交通標識も立っている。

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